動画魚図鑑

ウデフリツノザヤウミウシ(ピカチュウウミウシ)

ウデフリツノザヤウミウシ(ピカチュウウミウシ)

撮影地 沖縄本島
ダイビングポイント ゴリラチョップ(崎本部緑地公園)

ピカチュウウミウシは、ウデフリツノザヤウミウシ(学名:Thecacera pacifica)の愛称です。インド太平洋に分布し、フジタウミウシ科のウミウシの一種です。
見た目がポケモンのピカチュウに似ていることから「ピカチュウウミウシ」と呼ばれています。体地色は茶褐色から橙赤色で、両触角の付け根あたりに触角鞘という三角状の突起と、二次鰓の両側に大型の指状突起の4つの突起があります。それぞれの突起の先端は黒から青色、青白色のグラデーションになります。
ウデフリツノザヤウミウシは、主に海藻や岩についているコケムシを食べていて、水深10-15mくらいのところに棲んでいます。ウミウシウォッチングブームの火付け役といってもいい人気者です。
ウミウシは、そのカラフルな見た目から「海の宝石」とも呼ばれています。ウミウシのきれいな色は他の生き物に食べられないためのもの。毒のある食べ物を食べて毒を体に蓄えているウミウシは、派手な体の色で「自分たちはおいしくない」とアピールしているそうです。
ウミウシは、ほとんどの種が、毒または忌避物質を持っています。しかし、直接触っても問題ありません。一部にフグ毒を蓄積することがあるとされる種や猛毒のクラゲの毒針を体内に取り込める

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